まず修繕前に配慮すべきポイントとして、どの建物においても近年の気象の激甚化により、気象がもたらす外敵要因(雨、雪、風、紫外線など)が建物に及ぼす影響がより増大している点です。
建物の漏水に関しては、昨今のゲリラ豪雨により今までの常識を超えた大量の雨水が短時間に屋上やバルコニーに押し寄せることとなり、防水層そのものの耐久性や防水末端部の納まり或いは雨水の排水性にまで、より配慮をした修繕計画をたてる必要がございます。
また、近年は大風を伴った集中豪雨により外壁からの漏水も増加しており、建物を長寿命化させて長持させるという時代ニーズも合わせて考えますと、防水対策は屋上だけでなく外壁も含めてのトータルな対策が必要な時代となりました。
32.6% | 外壁からの漏水 |
21.1% | 屋上からの漏水 |
12.3% | 外壁一般部のひび割れ |
5.6% | 内・外装材の浮き・剥離 |
4.8% | 沈下障害 |
2.9% | 結露 |
20.7% | その他 |
(社)建築業協会の「建築工事、瑕疵・クレーム防止マニュアル」
瑕疵保証分科会6社のクレーム調査例より
調査対象補修件数962件よりの統計資料
1.壁面の雨量(mm/時間)=(0.222×風速(m/秒))×(0.88×降雨量(mm/時間)
R.E.Lacyの式 風速5m(弱風)で屋根と同雨量、風速15m(強風)で3倍量
2.風圧力P(kg/m2)=風力係数C(0.8)×V2(風速m/秒)/16
風速5m/秒では約1 kg/m2 、15m/秒では約11 kg/m2の力で雨水を押し込める
老健・医療・教育施設や一般ビルに関しての修繕について、全般的にあてはまる留意点としては、お年寄りや患者様、園児、児童や生徒或いは従業員の皆様が建物内におられる中での居ながら工事が改修時の必須条件となりますので、建物内におられる方の安全性や快適性に特段の配慮をした改修工法を検討すべき点があげられます。
工事中の音や臭気への配慮、工事中の漏水事故の防止、工事期間の短工期化など、配慮すべき点が種々ございます。
老健・医療・教育施設や一般ビルは、建物構造や既存の屋上防水仕様あるいは外壁仕様もさまざまであり、既存構造や下地に適した改修工法の選定が必須です。屋上やテラス等に関しては使用頻度・用途も配慮する必要がございます。
特に商用ビルに関しては、新築時の建物用途や意匠が改修時に大幅に変更されることも多いため、防水対策を安易に考えると将来的な漏水事故に繋がりやすく、特段の配慮が必要となります。
老健・医療・教育施設や一般ビル共に、屋上や外壁に対して新たに付加価値をつけた改修も、資産価値の向上や建物運用面で有効です。外断熱や遮熱対策、緑化やバリアフリー化、太陽光パネルの設置など、付加価値をプラスした屋上・外壁改修においては、やはり既存下地との相性に適し且つ付加価値機能を問題なく複合可能な専用改修工法の選定が必須となります。
メンテナンスフリー期間が長く素材そのものの耐久性にも優れた防水工法の選定を
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外断熱や遮熱、緑化やバリアフリー化、太陽光パネルの設置など、
屋上・テラスや外壁の有効活用により新たな機能を追加し資産価値の向上を
その場合は、各種付加価値複合用の専用改修工法の選定を
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